君の膵臓をたべたい 感想ネタバレ考察ブログ

君の膵臓をたべたいを読んだ感想をまとめています。ネタバレもありますので注意して読んで下さいね。

君の膵臓をたべたい 文庫版の感想

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軽いタッチの書き出しに用心しながら読み進めましたが(軽い内容ならがっかりと思いまして)まず、病院で「共病日記」を見つけるところと、それを見つけた『僕』にあっけらかんと「それ私の」と声をかける彼女の関係から重さが無くて軽快で安心して読み進めることができました。

 

 

全編通して『僕』の名前が出てこず、でも次第に人物像が出来上がってきて、輪郭、声、体型、といったものが浮かび上がってくる不思議さに、小説とは本来想像を掻き立てるものであったと、軽く感動を覚えました。

 

唐突にデートに誘われ、焼肉に行ったり、ケーキバイキングに行ったりと振り回されながら、主人公がそれを『嫌じゃない』と感じるようになって行くのがまるでヒロインに自分がなった気分で嬉しかったです。

 

中盤ですでにすっかりハマってしまいました。

 

高校生という設定は40代の私には青臭く思えるのではと危惧したのをすっかり忘れてしまいました。

 

博多に旅行してラーメンの薫りがすると強調されていること、梅ヶ枝餅がとっても美味しいと気に入って居るところ、そういう感覚が、それらに普段慣れ親しんで居る九州人からすると新鮮で、そんなに良いものだったかな、久しぶりに行ってみるか、と思わせてくれました。

 

筆者の感性がとても新鮮でした。

 

お泊まりとなって、ああ、やっぱりそういうシーンありか、と少しがっかりしていましたが、色気はまったくなし。

 

かえって、バッグの中に大量の薬と注射器を見つけて、ショックを受ける主人公、実は死にたくないんだと暗に匂わせるヒロインの哀しさに涙が滲みました。

 

後半、絡んでくるヒロインの親友、と主人公に何かと話しかけてくる同級生の存在で色が無かった主人公に色がつき始めたことを感じました。

 

オトナとしては、身近な人が亡くなったらとりあえずお悔やみに行くのが当たり前の気がしますが、行けなかった主人公に未成熟なんだと愛しさが募りました。

 

彼をさりげなく支える両親にお友達になりたいと思いました。

 

最後はただただ、泣きました。

 

主人公の気持ちとしてではなく、ヒロインの母親として。

 

そして立ち上がり挨拶に行こうと歩き出した遺された若者たちをしっかり支える周りの大人の存在に不思議と安心感を覚えました。

 

こんな世の中だけどまだ捨てたもんじゃない、私も若い魂を助ける手伝いをしたいと、すっきりした気持ちで読み終えました。

 

この本は中学生の息子が夢中で読んでいたため、読みましたが、それ以来、二人で同じ作者の本を心待ちにして読み続けています。

 


 

君膵は、実はあなたが思っている以上に謎だらけの作品です。

君の膵臓をたべたい 題名の意味って?!

ネタバレしちゃいます♪(閲覧注意)

君の膵臓をたべたい 文庫版の感想

君の膵臓をたべたい 彼女の笑顔と言葉の意味の重さ  

 


 

   

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